【OpenAI】GPT-4 APIが一般公開、旧モデルは2024年始に廃止予定
OpenAIの最新発表によれば、全ての有料APIユーザーが本日からGPT-4を利用できるようになったとのことです。
また、2024年初には旧モデルが廃止される予定が発表されました。
主な注目ポイント
- GPT-4 APIが一般利用可能に
- 旧モデルの廃止予定が発表され、ユーザーにはChat Completions APIへの移行が推奨
- GPT-4とGPT-3.5 Turboのファインチューニング機能が公開予定
これまでにGPT-3.5 Turbo、DALL·E、Whisper APIを一般公開してきたOpenAIですが、
その中でもGPT-4は一番最新のモデルとなっています。
数百万の開発者からGPT-4 APIへのアクセス要求が寄せられ、GPT-4を活用した革新的な製品の範囲は日々拡大しています。本日から、過去に成功した支払い履歴のあるすべての既存のAPI開発者が、8Kコンテキストを持つGPT-4 APIにアクセスできます。この月末までに新しい開発者へのアクセスを拡大し、その後、利用可能なコンピュートに応じてレート制限を引き上げる予定です。
GPT-3.5 Turbo、DALL·E、Whisper APIの一般提供
GPT-4およびGPT-3.5 Turboの安定性と本番環境での使用に対する準備が整ったため、GPT-3.5 Turbo、DALL·E、Whisper APIも一般提供されることになりました。また、GPT-4とGPT-3.5 Turboのファインチューニングを安全に有効化する作業も進めており、この機能は年末までに利用可能になる見込みとのこと
テキスト補完からチャット補完への移行
元々のCompletions APIは2020年6月に導入され、言語モデルとのインタラクションのための自由形式のテキストプロンプトを提供するものでした。その後、より構造化されたプロンプトインターフェースでより良い結果を提供できることがわかりました。チャットベースのパラダイムは強力であり、これまでのユースケースや新しい会話のニーズの大部分を処理し、高い柔軟性と特異性を提供しています。特に、Chat Completions APIの構造化されたインターフェース(システムメッセージ、関数の呼び出し)とマルチターンの会話機能により、開発者は会話体験と幅広い補完タスクを構築できます。また、ユーザー提供コンテンツと指示を構造的に分離することで、プロンプトインジェクション攻撃のリスクを低減するのにも役立ちます。
GPT-4 APIを使用することで、開発者はより高度なチャット補完を実現することができます。会話の流れを制御し、より具体的な要求に対応することができるため、ユーザー体験を向上させることができます。
また、2024年1月4日以降、旧モデルの利用は停止され、新モデルへの移行が必須となります。
よくある質問(FAQ)
Q1. GPT-4 APIを利用するにはどのような手続きが必要ですか?
A1. GPT-4 APIを利用するには、まずAPIの有料ユーザーである必要があります。成功した支払い履歴がある既存のAPI開発者は、すでにアクセスできるようになっています。新しい開発者へのアクセスは近日中に拡大される予定です。
Q2. GPT-4 APIの利用にはどのくらいの制限がありますか?
A2. GPT-4 APIの制限については、利用可能なコンピュートに応じてレート制限が引き上げられる予定です。開発者がより多くのリソースを利用できるようにするため、月末までに新しい開発者へのアクセスを拡大する予定です。
Q3. Chat Completions APIとは何ですか?
A3. Chat Completions APIは、より構築化されたプロンプトインターフェースを提供するAPIです。システムメッセージや関数の呼び出しを通じて、会話の流れを制御し、より具体的な要求に応えることができます。ユーザーとのマルチターンの会話を実現し、さまざまな会話体験や補完タスクの構築に役立ちます。
Q4. GPT-3.5 Turboとは何ですか?
A4. GPT-3.5 Turboは、高速で効率的な補完を提供するモデルです。開発者はこのモデルを使用して、素早く結果を得ることができます。ファインチューニングの機能も提供される予定です。
Q5. Prompt injection attacksとは何ですか?
A5. Prompt injection attacksは、ユーザー提供コンテンツが不正な指示やコードを含むことによって、予期しない結果を引き起こす攻撃です。Chat Completions APIの構造化されたインターフェースにより、ユーザー提供コンテンツと指示が明確に分離されるため、この攻撃のリスクを低減することができます。
引用|Open AI 公式HP