MetaのTwitter対抗SNS「Threads」がアプリストアに登場、App Storeで配信開始中
MetaのTwitter対抗SNS「Threads」
アメリカや日本のアプリストアに、ツイッター（Twitter）と競合するアプリが登場しました。この新しいアプリは、インスタグラム（Instagram, Inc.）が開発した「Threads」というテキストベースの会話アプリで、ユーザー同士がトピックについて話し合えるコミュニティの場を提供しています。今回の記事では、Threadsの特徴や機能について詳しく紹介します。
期間限定のThreads参加者バッジが配布中
Threadsの参加者バッジの受け取り方法
Threadsをインストール後、Instagramと連携を行うと期間限定のバッジがもらえる。
参加者バッジをもらうと、インスタグラムのプロフィール欄に参加者番号が表示され、自身がThreadsを使っていることをフォロワーに知らせることができるほか、フォロワーがThreadsを使用している場合にはそのフォロワーを自身のプロフィールに誘導することが可能です。
こちらの参加番号はその名前の通りThreadsの参加順での配布番号と考えられるため、早い参加者ほど番号が若いことが考えられます。
Threads参加者バッジはThreadsをインストール後、インスタグラムを連携することで自動取得が可能（執筆時点）。
Threadsの特徴
Threadsは、あらゆるトピックについてのコミュニティを形成し、ユーザー同士が自由に意見を交換できるアプリです。
アプリの紹介文には、次のように書かれています。
｢Threadsは、あなたが今気になっているトピックから明日のトレンドまで、あらゆることを話し合うコミュニティが集まる場所です。あなたの興味が何であれ、お気に入りのクリエイターや同じものを愛する人たちをフォローして直接つながったり、自分の忠実なフォロワーを作ってアイデアや意見、創造性を世界と共有したりすることができます｣
以下に、Threadsの主な特徴をいくつか紹介します。
1. テキストベースの会話
Threadsは、テキストを中心としたコミュニケーションを重視しています。ユーザーは文字ベースの投稿を行い、他のユーザーとスレッド形式で会話することができます。これにより、文章で詳細な意見や情報を共有することができます。
2. フォローとつながり
Threadsでは、自分の興味に合ったクリエイターや同じトピックに関心を持つ人々をフォローすることができます。これにより、自分と同じ趣味や関心を持つ人々とつながり、意見やアイデアを共有することができます。また、自分自身のフォロワーも作ることができ、自分の発信した情報やアイデアを広く共有することができます。
3. スレッドでの返信とリアクション
Threadsでは、他のユーザーの投稿に対してスレッド形式で返信することができます。これにより、会話がより詳細に展開され、複数の人々が同じトピックについて意見を交換できます。また、投稿に対していいねボタンでリアクションすることもできます。
また、App Storeに掲載されているTreadsのプライバシーに関するスクリーンショットから、収集情報の多さが注目されています。Twitterの創業メンバーであり元CEOであるジャック・ドーシー氏は、Twitterにて「All your Threads are belong to us」とコメント。これにイーロン・マスク氏が「Yeah」とコメントするというやりとりも確認されています。
引用：ジャック・ドーシー氏のツイート
『Threads』スレッズの使い方と用語集、SNSとしての運用のコツはこちら
Threadsの長所
簡単なオンボーディング
Threads の初期の成功は、主にInstagram 経由のシームレスなサインアップ プロセスによるものでした。ユーザーは Instagram を通じて登録ができ、ワンクリックで同じアカウントをフォローできます。
新しい「フォロー中」フィード
Meta チームは、フォローしているユーザーのみからのコンテンツを含む時系列フィード オプションの展開など、新機能のリクエストに迅速に対応しました。このアップデートは、Twitter (現在は X ) の「What’s happening」セクションに似ていますが、Threads のロゴをタップする必要があります。
強力なコミュニティ管理
Meta はユーザーに望ましくないやり取りを制限またはブロックするオプションを提供しており、その他の点でも、スレッドに関する Instagram のコミュニティ ガイドラインを強制することに尽力しているようです。
混乱に陥るツイッター（X)
Threadsの立ち上げは、物議を醸しているXのブランド変更、大量解雇、紛らわしい有料認証、広告とオーガニックコンテンツの区別の難しさなど、Twitterにとって混沌とした時期に行われた。
Threadsの短所
検索と発見が不十分
Threads にはポストレベルの検索機能とハッシュタグのサポートがないため、ユーザーがフィード外のコンテンツを見つけることが少々難しく感じられます。
限定デスクトップ版
Threads のデスクトップ バージョンでは、ユーザーまたは投稿への直接リンクがあるコンテンツの表示のみがサポートされます。投稿や検索の機能はありません。
惰性を克服する
すでに別のプラットフォームでの習慣を新しいプラットフォームで新しく築くのは困難です。Threads をスタンドアロン製品としてリリースすることで、Meta は人々にそれを永続的に使用するよう説得するという課題に直面しています。
成長する競争
Xの優位性は予感される。TikTokはテキストのみの投稿を開始し、ユーザーが書かれたコンテンツを共有できるようにした。どちらのオプションも、ユーザーが切り替えを思いとどまる可能性があります。
Threadsアプリの将来展望
出典：Google Play
Threadsは現在予約受付中であり、7月6日に正式に配信される予定です。
2023年7月6日12:00 現在、Threadsはすでに「ソーシャルネットワーキング」内1位を獲得しています。
将来的には、インスタグラムとの統合が計画されていると言われています。これにより、インスタグラムのユーザーは簡単にThreadsにアクセスし、会話やコミュニケーションを楽しむことができるようになるでしょう。
ECサイト運営者への影響
ダイレクトな顧客とのコミュニケーション
Threadsはテキストベースの会話アプリであり、ユーザー同士がコミュニケーションを取ることができます。ECサイト運営者は、自社の製品やサービスに関する情報をThreads上で発信することで、直接顧客とコミュニケーションを図ることができます。これにより、顧客の声や意見をリアルタイムで受け取り、迅速かつ効果的に対応することが可能になります。
プロモーションとマーケティングの新たな手法
Threadsはクリエイターや興味・関心を持つユーザーをフォローすることができるため、ECサイト運営者は自社のアカウントを作成し、関連するコンテンツやプロモーション情報を発信することができます。これにより、よりターゲットに合った情報をユーザーに提供し、効果的なマーケティングを行うことができる可能性が高いでしょう。
ユーザーエンゲージメントの向上
Threadsはユーザー同士がスレッド形式で会話することができるため、ECサイト運営者は顧客とのエンゲージメントを促進することができます。ユーザーからの質問やフィードバックに迅速かつ丁寧に対応することで、顧客満足度の向上につなげることができます。また、ユーザー同士のコミュニケーションを活発化させることで、口コミや共感による拡散効果を生み出すことも期待できる可能性が高いでしょう。
プライバシーへの配慮が重要
Threadsは情報の共有やコミュニケーションを重視するアプリですが、ECサイト運営者は顧客のプライバシー保護に十分な配慮をする必要があります。個人情報や購買履歴などのデータを適切に管理し、顧客の信頼を維持することが重要です。また、プライバシーポリシーや利用規約を明確に示し、ユーザーに安心感を提供することも大切です。
まとめ
新たなテキストベースの会話アプリ「Threads」がアプリストアに登場しました。このアプリは、インスタグラムが開発したもので、ツイッターと競合する機能を持っています。ユーザー同士がトピックについて自由に意見を交換できるコミュニティを形成することができます。今後の統合計画も注目される一方で、ユーザーの期待が高まっています。
iOS版「Threads」
Threads, an Instagram app（App Store）
Android版「Threads」
Threads, an Instagram app（Google Play）
よくある質問（FAQs）
Q1. Threadsアプリはどのように使えますか？
Threadsアプリは、テキストベースの会話を行うためのアプリです。ユーザーは自分の興味に合ったトピックやクリエイターをフォローし、会話に参加することができます。
Q2. Threadsアプリは他のSNSとどう違いますか？
Threadsアプリは、テキストを中心とした会話を重視しており、スレッド形式で詳細な意見の交換ができます。また、インスタグラムとの統合も計画されており、より多様なコミュニケーションが可能になるでしょう。
Q3. Threadsアプリの配信予定日はいつですか？
Threadsアプリの配信予定日は7月6日です。予約受付中であり、多くのユーザーがそのリリースを待ち望んでいます。
Q4. Threadsアプリはどの国で利用できますか？
Threadsアプリはアメリカや日本など、複数の国で利用することができます。将来的にはさらなる拡大が予定されていると言われています。
Q5. Threadsアプリのプライバシーについて教えてください。
Threadsアプリのプライバシーに関しては、詳細な情報が公開されていません。しかしながら、プライバシーに配慮した設計がなされていることが予想されます。
この記事は、新たに登場した「Threads」というテキストベースの会話アプリについて紹介しました。
Threadsは、ユーザー同士がトピックについて意見を交換できるコミュニティの場を提供しています。インスタグラムとの統合も計画されており、今後の発展が期待されています。
